超 自 省 録

時事、日中関係、社会問題について。会社員、オタク、二ヶ国語をしゃべるやつが、書きます。

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デス・ノートとデータベース

デス・ノートというアニメがあって、殺したい人間の顔を浮かべながら、その実名を「デス・ノート」に書くと、まもなくその人間が死ぬって感じのストーリなんだけど、デス・ノートを手にした主人公の少年は、神となったつもりで世の中の犯罪者を次々と殺していく。んで、そのうち国際警察と対立しだして、天才少年同士の闘いに・・・・以下略

 ふと気になったのが、ある人間を殺すためには、その「顔」と「実名」が必要だということ。どうして必要なんだ?全知全能の神なら名前などなくても殺せるんじゃないか?

 ちと考えた。ある人間の名前も顔も知らないということは、その人間を知らないということだろう。言語論っぽくに言えば、「混沌で連続的な世界からその人間を切り出し、意識することができていない」ということになる。なんなのか意識さえできていないのに、どうにかする(殺す)ことなどできるはずがないという寸法だ。

 人間がことばで世界を認識する以上、人間の想像の産物である神やら死神にも人間と同じ原則があてはまる。だから、大勢のなかから、ランダムではなくある個体をピンポイントで殺したかったら、そいつを名前とか顔によって特定する必要があるわけだ、死神といえど。

 これは当たり前だが、同時に実に示唆的なテーゼだと思う。そもそも人間の「名前」とは何だろうか。どうして自己紹介では必ず名前を言うのだろうか。 どうしてかわり、職業や趣味や支持する政党だけ言っておしまいにしないのだろうか。これらとて、大事な情報じゃないか。

この問いかけに、自分の言葉で答えられる人はどのくらいいるか。


 僕に言わせれば、答えは二通りの言い方があると思う。
 第一に、職業や趣味や支持政党といった情報では、一つの個体にまで特定することができない。名前ならほとんど場合、一人まで特定できる。
 第二に、職業や趣味や支持政党といった情報では、他の重要な情報、たとえば住所や家族構成や犯罪歴などとは結びつけにくい。名前、特に現代国家における実名は、直ちにこういった情報と関連づけられる。戸籍がそのためにある。
 
 つまるところ、人間でいう「名前」は、リレーショナルデータベースでいうところのprimary keyだろうな。あるデータに固有の文字列であり、これを手がかりにそのデータ列の他のすべての情報を引っ張り出すことができる文字列だ。エクセルで作った出席簿を想像すれば分かりやすい。だいたい一番左の列にある「出席番号」が、primary keyだ。これが決まれば行が一つに特定され、そのとなりの名前、部活、住所、保護者名、出身校・・・・なども一意に決まる。 この場合、出席番号のかわりに名前をprimary keyとして使うことはほとんどの場合問題がないが、部活を使うのは明らかにまずい。また、兄弟がクラスいる場合、住所や保護者名でもデータ列(行)をひとつに特定することができない。

 ところで、

昔のどっかの哲学者は、「存在は関係性そのものである」みたいなことをいったな。たとえば「川」というのは、水と岸の関係に存在する。流れていなければ「川」ではなくなる。 「岸」はまわりより飛び抜けて高ければ「山」になるし、「水」とて、気圧と温度との関係(もっと正確に言えば熱振動する水分子と空間との関係か)に存在する。この関係が変われば「水蒸気」や「氷」になることもある。こう考えれば、関係性を記述するリレーショナルデータベースというのは、世界をとらえるのに実に好都合な道具だ。

 人間を含め、すべての存在は関係性の集合として把握できる。そして、関係性を完全に把握してはじめて、把握したことになる。 匿名とか、個人情報流出かというのもそういうことだろう。たとえば、住所だけが単体で流出しても意味をなさない。というかそもそも流出にはならない。primary keyである名前が、住所とか、会社名役職、資産額、病歴、顔写真やら裸の写真とかとセットで流出してはじめて「個人情報流出」である。つまり、関係性の集合が流出して初めて、実在を示す情報が流出したことになるのだ。
 
 じゃもうひとつ問題あるけど、個人情報が流出するとどうなるか?

 言語論的にいえば「混沌で連続な世界のなかから、私という個体が切り出されて認識される。」ことになる。そして、デス・ノート風にいえば、殺すことができるようになるわけだ。


ところで、

全知全能というのは、英語では一語Almightyである。全知と全能は、本質的に同じことなのだ。科学で自然を知れば知るほど自然を操作する力も強大になることを考えればこれは納得しやすい理屈はずだ。同じように、自分の情報が相手に知られれば知られるほど、相手は自分に対してAlmightyになるといえる。そうなれば、煮るも焼くも自由、文字通りデス・ノートの世界になるわけだ。
 
 誰が言ったか忘れたが、The worst thing in the world is to be poor and famous, whereas the best thing is to be rich and anonymous. これは、実に言い得て妙なのかもしれない。

しかし一方で、Famousになることは、それによってしか得られない効用もある。が、これに関してはまた別の機会に言及しよう。
 
いずれにしろ、実名ではないが匿名とも言い切れないこの中途半端なブログは、もうすこししたらやめるつもりだ。ぼくもデス・ノートで殺されるのはいやだから。笑

 関連記事  このブログの今後の方針1 ~ビュブリック性とブログ炎上について~
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  1. 2007/02/16(金) 11:22:33|
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柳沢「生む機械」発言を擁護する ある大学生

 柳沢大臣の「女性は生む機械」発言に本気で腹を立ててる人はどのくらいいるんだろうか?
 個人的には民主党はむかむかしてくるなあ。こんなばかげたことで国会の審議を拒否するのは給料泥棒だ、背任だ。正直もう死んでいいよ。向こう10年は投票してやらん。いや10年は言い過ぎかもしれん、としても、夏までは絶対民主には投票しない。
 まあ、もはや議席数が3分の1をきってるとなりゃ騒いでPolitisizeでもしないとなにもできないのだから、哀れな野党というか、典型的なアホ弱者というか。このまま民主が迷走すると日本は文字通り一党独裁になる。

 夏の参議院選どうしたものかな。自民に積極的に入れる理由もないし、「棄権」と書いて出すくらいしかないかなー。 けど、そんなことしたら書き間違えといっしょくたに無効票の部類に入れられてしまうからむべなるかな。「棄権投票」という区分でも作ったらいいのに。無言のプレッシャー与えられる。そそこれ読んでる人は選挙に行こうね。世の中を良くする為にはもう選挙しかない。

 話戻すと、柳沢の爺さんのいわゆる「女性は生む機械発言」に本気で腹を立ててる国民はどんくらいいるのだろうか?

 そもそもことの経過はこう

これ以降の内容2000~3000字は、FC2ブログのシステムのせいで消失しました。全文を見ることができたのは早期に閲覧した人たちだけのようでした。
 本テーマについて興味のある人は、池田信夫ブログの記事をご覧ください。
  1. 2007/02/08(木) 18:20:49|
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