超 自 省 録

時事、日中関係、社会問題について。会社員、オタク、二ヶ国語をしゃべるやつが、書きます。

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Good Luck



幸運がほしい今日この頃ではないでしょうか。多くの方も僕も。笑

「グッドラック」を読んた。本当正しい話だ。

要約すれば「幸運は待つものじゃなくて自分から掴む物」 「十分に努力しなければチャンスは訪れない」ということだけど、そんな言い腐れた響きには終わらない本だ。

 どれだけ多くの人間が、人事を尽くさないまま天命を待っているのだろうか。自分もその一人だ。守株するほどじゃないにしても、本当の意味で人事を尽くすことはめったにできていない。世の中大方の人も、絶対に必要な準備はするが、「これは面倒くさいし、やったところでどれだけ成功に寄与するのかわからない」というようなことはことごとくサボってしまうのではないだろうか。我々は効率の悪い人間になることを恐れている間に、怠惰な人間になってしまっているのではないか。

 およそのビジネスは、お勉強とは違って「いっぱいやれば絶対可能性が高くなる」という単純なものではない。無駄かも知れない努力にこそ、成功は裏付けられていることも多いのではないだろうか。人事尽くさずに天命を待ったところで、本当に宝くじ並みの確立でしか成功は訪れないのだろう。

 この世界は、ロバート・ルービンが言うまでもなく、不確実で、蓋然的で、なにが起こるか分からない。一本の鎖を強く引っ張ると、どこで切れるかは分からないし、ガラスに石ころを投げると割れることは確かでもどこでどう割れるかは分からない。すべての不確実性は物理的なレベルに根付いてて、まして人心が加わった社会なんて、予想のしようがない。
 東京タワーから紙切れを落として、地上のバスケットに入れることを考えてみよう。これはやみくもに試行を重ねつづければ、何千年目かには成功するかもしれない。しかし本当の努力と準備と言うのは、落ちてくる紙切れを観察しながら、懸命に地上のバスケットを動かすことではないだろうか。
 一瞬にして、雲泥の確率の差である。

 不確実性にゆだねているだけでは、ほしい結果は決して起こらない。不確実性をガイドしてやることが必要だ。鎖の截ち切りたい所に、切れ目を入れるくらいの準備は、我々が常にしてきたことではないか。

 複雑な事象になると、人間の不完全な知性、不十分な知識、そして微々たる力では、本当は無駄なのかどうかも分からない「ガイド」「準備」「努力」を完全にすることは難しい。ビジネスを起こす場合などまさにそうだし、就活も然り。しかしこの場合でも準備を尽くさないと、蓋然性のなかから望む結果を掴むことは難しいのだ。

 努力が無駄に終わるみじめさを懼れるあまり、ただの怠惰な人間になっていないか。 
 蓋然性にビビるあまり、心配しながら生きる人生を送ってはいないだろうか。

 本当に楽しいのは、信じながら生きる人生であるはず。
 自分が正しい(無駄ではない)ことをしていると信じながら、不確実性をガイドする試みを続ける人生であるはずだ。
  1. 2006/02/02(木) 16:07:08|
  2. 雑感、随筆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

鎖に切れ目を入れる為に

怠惰な日常を維持するよりも
大きなエネルギーを
鎖に注ぎ続けられるように
お互い頑張りたいものですね。

無数にある選択肢から、
その時点で最も良いと信ずるものを
その瞬間に選び取れるだけの準備は
常にやっておきたいものです。

往々にして、紙一重で届かなかったりする
その時の為に。
  1. 2006/02/05(日) 05:14:31 |
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  3. oyakata #-
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