超 自 省 録

時事、日中関係、社会問題について。会社員、オタク、二ヶ国語をしゃべるやつが、書きます。

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なぜ男はみなエロいのか 非対称性2

本題に入る前に、前回の文「なぜ性器は股間にあるのか 非対称性1」に関してBrilliantな回答をいただいたので、敬意を表してここに掲載する。
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まず、なぜ不衛生なのにあのような位置にあるのか、
その原因として、遺伝子の一部が変化していく事により進化するというシステム上、突然腕に移ったりは難しいと言う事があると思う。(進化学は学んでいないので以下もすべて憶測です)
大抵、例えば魚の腹ビレが変化して足になるように、何かがだんだんと変化して行くもの。よって、ペガサスみたいな、足が4つある鳥も、羽がある馬もいない。管の位置が移動するのって意外とむずいんだと思う。

で、元々魚の時を考えると、奴らは、交尾しない。排出するだけ。よって、排出器官を流用するのが最適解。水の中にいるから汚くならないし。排出なので、後方に位置すべきで、あのような位置が最適。

しかし、魚以前の生物となるとめちゃめちゃ。特に水圏生物。イカやクモはETタッチ一発的です。「交接腕」でぐぐって見て。あと、パロロとかやばいね。「パロロ 生殖器」でもぐぐって見る事をお勧めする。
さらに下等になり、サナダムシ以下になると生殖器いっぱいあったりしてもはやわけがわかりません。

ちなみに、ちんちんを発明したのは爬虫類で、それまでは、かえるが最強だったので、それまでは乾燥した地域には、すでにちんちんを発明していた虫しかいなかったけど、ちんちんの発明により、大型動物が陸上に広まり、恐竜時代が訪れたわけです。
このテーマは深い。
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以上農学部院生のホシノさんからでした。さすがです。


さて本題にはりましょう。今回の題名「なぜ男はみなエロイのか」は、十数年以上人生を送った者なら、みんな一度は疑問に思ったはず。
これの答えはわりと単純で、適者生存 のひとこと。

ところが問いの「は」を「が」に変えると少々複雑である。

なぜ男がみなエロいのか。

つまり、女ではなく、なぜ男がみなエロいのか?おちんちんがついてるから、という解答ではお話にならん。一部のアノマリーを除いて、雄ならば漏れなく生殖欲が強いという現状は、対称的ではなく、かつぱっと見最適解かどうかも分からない。

代替案としては
1.エロさは個体差に任せる。男女に関係なく、個体によって完全にランダム。
2.両性ともにエロくする。
3.女の方をエロくする。

がある。さて、種としての最適解はどれだろうか?


さて、1と2はすこし考えてみるとすぐだめだと分かる。そして、3も実はダメ。どうしてだめか分かりますかね?考えてみてください。

 
・・・



・・・



・・・

では、僕なりの考えを書いてましょう。
1は何世代かのうちに2に帰着する。2と3もダメである。
考えやすくするためにまず、「男」、「女」と「エロ」の定義をはっきりさせたい

「男(雄)」 遺伝情報だけ提供してずらかれる者
「女(雌)」 その後一定期間次世代を孕み、生む者
「エロい」 ポジティブ・アクションを取る側、アピールする側

とすると明確なのは、まず生殖活動において雌雄のコストが明らかに違うのが分かる。雄は所要時間はまことに短く、ほぼノーコスト。一方で雌は懐妊中の機会損失のみならず、わずかながら出産の際に生命の危険性まで負う。生殖できる回数も限られている。次世代の個体は両性の遺伝情報を平等に受け継ぐから得るリターンは両性同じなのに、コストが大きく違うのだ。

 ここに非対称性の根源があると思う。

 *なおこの章では、審美観以前のレベルの話をしている。

 言い換えるなら、雌の提供する「交尾」は、雄の提供する「交尾」より遥かに希少性が高い。このサービス(或いは機会と言い換えてもいいのだが)の交換においては、雌の場合いつ誰と交換するかは精査する必要がある。一方で雄のほうはいわばダイレクトメールのごとく低コストなわけで、何回もできるわけだから、いつ誰と交換してもいい。
 
 交換(交易)が成立すれば双方にとっていいこと。子孫が残るから。しかし雌の方はむやみやたらと交換を成立させるインセンティブはないのだ。高コストゆえに。一方で雄はどんどんポジティブ・アクションを取るインセンティブがある。コストが安いから。
  すこしは題名の答えになっただろうか。

 ここまではありふれた論法で、もうすこし広げてみたい。
実は、僕が思うに、この雄―雌という非対称性は生活の中のいろんな関係に類似している。
あまねく存在しているのだ。

たとえば、
「ヘッジファンド・マネージャー」―「投資家」
「経営者」―「株主」
「ピッチブックを打つIBバンカー」―「事業会社」
「セールスマン」―「購買客」
「お米」―「消費者」
「就職生」―「企業」
「雄」 ―「雌」
以上の構図では、いずれも左方の者が懸命にポジティブ・アクションを取り、品質なり優秀さをアピールしている。一方で右方の者はそれを精査する立場にあり、気に入ったときのみ交易が成立する。そうでしょ?ファンド・マネージャーは懸命に自分の優秀さを投資家にアピールしなければいけないし、経営者は株主に対して説明責任を負う。

お米に関しちゃは品質の表示がある。
就活生にいたっては、セールスマンの如く自分自身を売り歩かなければいけない。どうしてだろうか、交易におけるこの非対称性は?
 
 ここにいたって、「情報の非対称性」という経済学用語の意味を真に理解した気がする。

 考えてみるがいい。つまるところ上の構図は
代理人(エージェント)   依頼人(プリンシパル)
「お金をもらう側」―「お金を払う側」

上の交易において双方が提供しているものがなんであるか?
右方:お金という明瞭なもの
左方:なんだかよくわからないもの

よって、左方は説明責任なり、アピールというか、ポジティブ・アクションを取る必要がある。一方で右方はそれが自分の提供するモノに見合うかどうかを裁断するだけ。

 みんさん、「どうして世の中はいつもお金を払う側が偉そうで、もらう側がヘコヘコしているか」と疑問に思ったことはありませんか。そして「お金を払うほうが偉い、お金はより価値がある」という間違った解答にいたっていませんか?
 違うのです。交換はあくまでも等価であり、お金の方がより価値があるということはない。お金は、「はっきりしている」だけなのです。一方で不明瞭なモノを支払うほうは、不明瞭なものに併せてヘコヘコを提供するのです。お金の量にマッチするように。等号が成り立つように。

 不透明性=情報の不完全性は、嫌われる。すっげー話が飛ぶがIntegrity(あえて誠実ではなく正直と訳す)の重要性もここにある。これはまた別の機会に書こう。


ところが、これで雄が提供する遺伝情報の優秀さをアピールする必要性は分かったかもしれないが、生殖において雌が提供するものは本当にお金のごとく明瞭なのだろうか。雌の遺伝情報も雄の精査の対象にならないだろうか。

*繰り返すがここは審美観、感情、文明以前の話をしている。

結論をいうと、雌の提供する「生育」というサービスの質は個体によって違わず、均一で明瞭ある。遺伝情報は雌の個体によって優劣があるかもしれないが、無数回ほど交易が行える雄は一回ごとの相手方の遺伝情報の質には無関心で、それよりも交易が成立すること自体をよほど重要とみなすのではないだろうか。なので、感情・審美を抜きにして言えば、雄は常ににすべての「生育」サービスを提供できる雌と交易をする用意があり、交易成立のためにポジティブ・アクションを取る用意があり、エロいのである。
 


追記 「情報の非対称性」は非常に面白い考え方で

・なぜ「ブランド」が存在するのか=すべての製品が同じ「ブランド」ではダメか=なぜ同じ会社で複数のブランドを使うか
・なぜ企業買収でデュー・デリジェンスが必要か
・なぜ「片思い」はSocail Welfareを最大化しないのか。

の理解の助けにもなる。

追記2 読み返してみたら、当たり前のことを拙く長く書きすぎた。 ^^; ご愛嬌。
  1. 2006/03/18(土) 01:18:58|
  2. 就活
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