超 自 省 録

時事、日中関係、社会問題について。会社員、オタク、二ヶ国語をしゃべるやつが、書きます。

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新生活と資本主義に生きる僕 

 *この記事は個人情報を惜しげもなく含んでいるが、本ブログの作者が匿名であるという前提で、書いた。
 
 結局三月中に引っ越すことにした。部屋の図面を作って、配置をシミュレーションしてみた。


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今住んでいる部屋も、35分くらいかければ会社に通えなくもない。7月から8週間の海外研修で空けることを考えると、そのあとに引っ越すのが得策かもしれない。しかし、入社してから部屋探しや引っ越しや内装をするドタバタを考えると、家賃の節約というメリットも、引っ越すかどうかという決定を先にのばせるオプション価値も色褪せてくる。
 正直をいうと、探していたら良い物件を見つけてしまったことが引っ越しの決定打というべき。ぼくは部屋とインテリアにはこだわる人で、今住んでいる部屋も、来客は十中八九、「(意外に)広い、きれいじゃん、かわいい、すげー、意外だ」のいずれかの言葉を感想として漏らす。それは、大学二年のとき池袋中を歩いて探し回り、入居してからも東急ハンズに数十回通って作り上げた部屋だからだ。スピーカ台から間接照明まで自作した。お金もかかったが、それ以上に時間と工夫と執念が注ぎ込まれている。
今度みつけた物件も実にいい。中途半端に自慢をにじませるのもめめしいだろうから、忌憚なく誇らせてもらうと、広さは50平米(LDK18畳の寝室6畳)と一人暮らしには十分だ。地下鉄の最寄り駅から徒歩2分ながら、大通りから二ブロック奥に入った静かな場所だ。会社まで二駅、Door to Door で10分以内だ。静かで近いというこの点は本当にポイントが高い。第三に家賃がそれほど高くないこと。今の部屋の倍で管理費込みで月15万円だ。 
広い、近い、安いとくれば、欠点だが、まずラブホエリアに隣接していること。築20年で水回りが古いこと。リフォームしてあるものの床の工事をけちったらしくフローリングがたわむというか柔らかい。そしてエアコンが一機しかないこと。そして、宅配ボックスやら光ファーバーやらケーブルテレビはさらに望むべくもないこと、である。


引っ越し前後にかかる費用を試算してみた。



hiyou.png




・ ・・・絶句するくらいすごい出費だな。

・ Q&Aセッションといこう。

Q金どこからでるの?
A自分で払う。もう親の世話にはなりません。

Q 誰?どういうやつ?
A 23歳男。大卒予定の新社会人です。

Q よくそんな金あるな!?
A はい。

Q生意気な・・・・死ねば?
A・・・・死にません。


Qなんだ、自慢かよー
Aんーー、自慢にはならないな。仕事クビになったら部屋から出なくてはいけない。病気もできない。不安がいっぱいだ~

Q 格差社会だ!
A まったくもって同意。格差社会です。




・銀行でローンを借りようとした顛末

朝、銀行に向かった。 みずほ銀行池袋支店3Fにいくと客がほとんどいないせいか、行員が気づいてくれるそぶりを示さない。しょうがないからずっとローン窓口の前に突っ立ってた。十秒くらいすると、お姉さんがやってきて、「なにか?」と。・・・・・・おれがローンを借りるタイプに見えないのかしらね。たしかにこの日はジーパンに革ジャンにボサボサ髪と「不真面目だしかなりいけてない部類のフリーター」という風貌だったけどさ。「ローンの相談に乗ってもらえないかと思って」とハキハキ答えてやりました。商談開始。結論から言うと、使途を証明する書類がないと審査に通る可能性はないとこのだ。年率8%の使い道自由の消費ローンと銘打っているが、「お取引(池袋支店に口座)のないお客様の場合、やはり使い道を示す書類が必要」とのこと。たとえば引っ越しなら業者の見積もり、家具なら請求書という具合に。さらに、基本的に借りた分は現金支給はされず、消費財・サービスの提供業者にみずほの口座から直接振り込まれるという(その際もちろん振り込み手数料はかかる)・・・・・・・・はなしにならんな、カーテンから布団から歯ブラシまで買うのに、見積もりだしていちいちふりこんでられるか。学生、収入どうのとか切り出す前に、使い道で詰まってしまい、商談不成立。ちなみに、おねえさんは一貫して態度が良く、丁寧懇切に説明してくれた。「それはこまりましたねー」と俺が言うと、すこし同情さえしてくれていた気がする。次ぎに三井住友銀行の東池袋支店にいった、あしもとをみられない?ために革ジャンをぬいてトレーナー姿でいった(あまり変わらん)。こちらは大繁盛で、客大入り。ソファーで少し待って、ローン窓口に。出てきたお姉さんは、ズバリモノを言うタイプで、分かりやすくて良かった。「お客様、4月から働く事になっているとはいえ、やはり前年度の収入を証明するものがありませんと、こちら(年率8%くらいの無担保消費ローン)の審査は通りません。」 そのかわり、といって、「すこし利息が高くなってしまいますが、こちらのカードロンなら、50万円まで、審査なし運転免許のみで借りることができます。」「短期のお借り入れの場合ですと、それほど差はおおきくありません。」 それを聞いた瞬間「やったー!借りれる」と思った俺は、多重債務者の境地をすこし理解できた気がした。日本国が1.7%で借り入れをするこのご時世、年利12%は暴利以外のなにものでもない。感覚的にはおれの方が、借金まみれ自転車操業の日本国よりイケてる気がすんだけどねー。12%はないわ。まあでも、返済額は毎月一万円以上であれば好きなタイミング、好きな額でできるという素敵なコーラブル、んで4ヶ月で完済すれば利息も1万5千円くらいだろせいぜい。ともかく、SMBCのカードローンに落ち着きそうだ。




・先輩から個人融資を受けることになった顛末

土曜日、渋谷でTさん、Aと三人で会食@明治通りのとんかつ和幸。Tさん前回より元気になっていた。仕事もずいぶんと覚えて、順調だという。して、引っ越しでお金に困っているという話をすると、ありがたいことに、50万円融資してくれるという。こういうためらわない、互助互恵をよしとするお考えはおれそっくりだ。感謝。というわけで大学を卒業していきなりカードローンに手を出さなくても済みそうだ。





部屋について長く書いたが。そもそもこの記事を書いた一つの目的は、趣味についての自慢兼あらたなプランニングである。もう一つの目的は情報提供である。後進や世間のために、いわばひとつの実像を提供することである。さらには、すこしシニカルに感じたから----つまり結局、あんなにたくさんあるように思えた初任給が、全部家賃と食費と家具に消えることに皮肉を感じたから、書いたのである。僕はインテリアにはおしゃれなのがほしいし、新しいデジタルグッズには目がないし、食う量だってアメリカ人並にバカ多い。自分のそういう欲望をひとつひとつ満たしていくと、馬車馬のように一年働いてもほとんどなにも残らないんだなと、気がついた。ビジネス街で一日3食外食していたら確実に毎日2500円~3000円はかかり、月10万ちかく食費がかかることを考えればいささか萎えるが、他に仕方があろうというのか。ある意味、不動産所有者と外食産業と家具メーカーのために働くことになる。じゃ、労働の対価で交換したそういったものが、教養・見識あるいは筋肉・美貌のように生涯にわたって役に立つかといえば全くそんなことはない。家賃も飯もあっという間に消える。家具だって3~5年で減価償却だろう。自身が熟練することはあれど、結局ストックはなにも残らないのが資本主義のなかの労働者の姿だなーと思ったわけよ。それはたとえ、この先いくら昇進できたとしても、本質的には同じことに違いない。つまるところ、賃金所得労働者である限り、余剰なんて望めないということだろう。
 
 で、結論はなにか。結論だが、「嗚呼!悲しき資本主義」などとナイーブに結ぶつもりはない。むしろその逆で、人間が大いに働き、自慢し、欲望をみたしていくことを、賞賛したいと思う。人の欲は、限りがないとは言うが、それでここまでやってきたようなもんだ。この先もそれは変わることはないだろう。Let’s see what happens! も、楽しいではないか。


  1. 2007/03/19(月) 10:20:06|
  2. 雑感、随筆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

私もそうでしたよ

引っ越し、大変ですね。私も若い頃、同じ様な思いを何度もしました。住み込み、とか、中古とかで、しのいできました。でも、そのうち、会社経営まで、出来るようになりました。人生は、出会いです。資本家は冷酷な人ばかりでは有りません。出会いを大切にしていれば、きっと良いことに巡り会えます。貴君の文章を読ませていただいて、そう、確信致しました。
身につまされましたので、ついつい、御無礼致しました。
  1. 2007/11/10(土) 18:09:03 |
  2. URL |
  3. 結城一平 #-
  4. [ 編集 ]

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